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タイでの新事業開始したリクルートはIPOを果たす

東京都千代田区に本社を置く株式会社リクルートホールディングスは、人材総合サービス事業などを手掛ける企業として広く名を知られています。同社は日本国内にとどまらず、海外での事業展開も積極的に行っています。例えば、アジア諸国(中国、香港、シンガポール、インド、ベトナム、インドネシア)では「RGF HR Agent」というブランド名のもと、人材紹介事業を展開してきました。2014年4月、同社はこれにタイを加えて事業を拡大すると発表し、タイに新会社を設立しました。
タイにおける新事業について発表した約半年後、2014年10月16日、リクルート社は念願の新規株式上場(IPO)を果たします。このIPOにおける公募価格は2,800円でした。また、種々の事前予想を総合すると、リクルート株の初値予想は2,800~3,500円というものでした。これに対し、IPO当日に実際に付けた初値は3,170円で、これは公募価格を2%ほど上回るものでした。なお、この日の高値は3,455円、安値は3,150円です。現時点において、同社の株価はこの安値を下回ったことが一度もなく、これが上場来安値となっています。以後、リクルート株はおおむね堅調な値動きを示します。11月には一時的に4,000円台を記録しました。その後、12月から翌年2月上旬ごろにかけて3,500円を挟んだ値動きが続きますが、2015年4月には4,000円を超え、4月23日には現時点における上場来高値4,315円を記録します。5月に入ると株価は再び4,000円を割り込み、以後は3,500円から4,000円の幅で推移を続けます。2015年8月4日現在、同社の株価は3,900円となっており、これは公募価格を約40%、初値を約23%それぞれ上回る株価です。